工場より、F355高速での振動、エンジンからの振動修理承りました!後半

前回ご依頼承りましたF355エンジンの振れ?修理の続きです


お車のスペックは96年式エアバック付きのベルリネッタ走行2.8万`の新車並行車
お客様のご依頼内容は
某有名フェラーリ専門ショップにて車検を取得したのですが
ご希望の初期性能に戻らず
細かい事を言っても対応して貰えない?との事での入庫です

@120`以上の高速で微振動が出る(タイヤバランスと言われ、取り直してもらったが改善されず)
A高速での加速時にシフトレバー近辺から金属音が出る
(加速時のみシフト廻りから金属音、調整しましたと言われたが改善されていない))
Bアイドリング時にエンジンから振動が出る(エンジンマウントと言われ、交換して貰ったが改善されず、
再度出したが両バンクの同調とっておきました!と言われたが改善されず

以上の3点の改善のオーダーですが
最近中古で買われたばかりのお車との事で
悪くなっていった過程が分らないので
余計困り果て
当社に入庫して参りました
前回@、Aは修理済みでオーナー様から
安定したよーありがと!とお褒めのお言葉頂戴しましたが
今回はいよいよBのエンジンの振れ?修理に取り掛かります
フェラーリF355及び360モデナの5バルブヘッドを持つエンジンは
F1等の競技車両ならいざしらず
空いた道だけじゃない醜い渋滞等もアリアリの町中で使用するには
熱等の発生から?耐久面で問題が残る様です(新型F430が4バルブに戻ったのもこれが一因じゃないですかね?)
過去にエンジン不調で入庫した殆どのF355にも
バルブ周りに歪み?等の症状が見られましたが
今回お預かりしたお車も
1番シリンダー(一番奥のもっとも熱がこもり易い気筒です)のバルブにガタの兆候?が見られ
1番シリンダーだけ?完全に燃焼してない為に回転がバラついて細かい振動が発生してる+
どーも前オーナーが以前どっかの工場でやられたタイミングベルト交換がいー加減で
ベルトの掛かるカムシャフトプーリーのコマずれにより
左右バンクの点火が同調してない為
エンジン自体が左右に振られる様な大きな横振れ?を発生してる?
って大小二つの振動が重なった症状?と判断いたしました
どの道エンジンを降ろしての作業ですから
本来なら一度に作業するべきではございますが
ヘッドを分解してのオーバーホールとなると
加工屋さんへの支払い含め修理費用が100万円を突破してしまう為
オーナー様の意向を踏まえ
今回はタイミングベルトとその周辺の消耗品のみ交換する事になりました


エンジンを降ろす前に状況を確認します


ヘッドカバーからのオイル漏れが確認できます


リフトに載せたら


当社ワンオフ!F355,360モデナ専用エンジンスタンドを用意し


エンジンをボディーから切り離し降ろします


降りたエンジンです F355のエンジン脱着は、サスペンションまで一緒に降ろします


主の降りたエンジンルームガソリンタンク側に


マフラー側、今回は残したチュービマフラーが確認できます


今回交換する部品タイミングベルト


エンジンオイルフィルター


カムシャフトシールにヘッドカバーガスケット


インテークマニホールドガスケット


カムシャフトオイルシール(右が古い物、左が新しく組み付けた物)


左右タイミングベルトベアリングテンショナー


まずは左右シリンダーヘッドカバーを外し


タイミングベルトカバーを外します


現在の状況を確認する為1番シリンダーのピストンTOPを出した後
クランクシャフトプーリーに分度器取り付け
並行してシリンダーヘッドにダイヤルゲージを取り付け測定します
結果!
ずばり!ずれてます
カムシャフトプーリーの調整側でピン一つ分のずれ
クランクシャフト側でいーますと3度のずれ
(右シリンダーヘッドインテーク側でコマ一つのずれ
左シリンダーヘッドインテークコマ一つ、同エキゾーストコマ一つずれ)
との結果が出ました
フェラーリのタイミングベルト交換は必然?と常識化されておりますが
ひと言でタイミングベルト交換と言っても
エンジンを降ろさずシート後ろの小さいメンテナンス窓から
ベルトだけを交換されてるケースもまま見かけます(このお車は一応?降ろして作業してる様です)
勿論それでもベルトだけは新しくなりますが何せデリケートなエンジン故
ベルト交換時はバルブタイミング調整と
これも半ば常習化してるヘッド廻りのオイル漏れも同時にやられる事がお勧めですし
でないとエンジンを完調に保つ事?が難しくなります


古いベルトを外し


新しいベルトを張っていきます


ガスケットも交換し、清掃したヘッドカバーを付ければタイミングベルト交換は終了です


5バルブの証明!3本に別れたインテークです


補記類に移ります これは錆びたスロットルリンゲージ


ここまで錆びるとアクセルが重くなったり動きが渋くなったりします


綺麗に磨いてグリスアップし再使用します


次がオイル漏れの凄かったパワーステアリングタンク、新品部品を用意し


交換します


次は締め過ぎ?か工具が悪かったのか?締め口が割れてガソリンが滲んでる
フューエルホース交換です


新品フューエルホースを用意し


交換です(色が違うのは純正品でない安くて丈夫な物を使用したからです)


フューエルラインのOリングもちぎれてました
当然交換です


タイミングベルトカバーを付けてひと通り完成です


何と!何と?サブフレーム結合ボルトが全然形状の違う物が付いてました!
右が正規、真ん中がこのお車で使用されてた規格外の一本
左が同じく先端に山の無くなってた一本
どーしてなんでしょう?不思議ですね これも同規格のボルトに交換します


組み上がったエンジンをボディー下部にセットし、ボディーを降ろして行きます


ここで暫く離れてたボディーと再開です


あっちこっちを結合し
スロットルリンゲージを分解してるので左右スロットルの同調を取って


完成です!

フェラーリF355って
90年代のスポーツカーの中では群を抜いて良いお車です
できるだけ多くのお車を後世まで残したい
そんな事すら思える一台です

エンジン部工賃      
エンジン脱着 (18時間)     135000
タイベルB/G交換 (26時間)     195000
バルタイ調整含む      
部品代      
エンジンオイル 2000 ×9 18000
ブレーキオイル 1820 ×1.5 2730
エンジンクーラント 1600 ×3.5 5600
P/Sオイル 1500 ×1.5 2250
A/Cガス 1500 ×4 6000
オイルフィルター 3890 1 3890
タイミングベルト 13440 ×2 26880
タイベルB/G 53655 ×2 107310
タイベルテンショナー 44100 ×2 88200
ヘッドカバーパッキン 38254 1 38254
フューエルホースリング 1330 ×6 7980
その他工賃      
インマニパッキン交換(5,5時間)     41250 スロットル調整含む
インマニパッキン 262 ×8 2096
ホース(インマニ) 693 ×8 5544
フーエルホース 41900 1 41900
P/Sタンク&ステー 20000 1 20000
      総合計\747,887いただきました!
       



この度の作業は、メカニック井出(いで)が担当いたしました 当社にご用命 本当に有難うございました!


メルセデスだけじゃなくフェラーリの事なら当社まで!
車検は勿論、オイルにタイヤ交換からブッシュ交換、タイベル交換、ナビゲーションに
ETC取り付け、エンジンやミッションオーバーホールまで
格安!高品質な整備を目指しております

価格は海外商品を取扱の為、パーツ代金の変動がありますのでご了承下さい。
2006年9月1日現在

お気軽にお問い合わせ下さい

修理受付け担当蟹沢(かにさわ) 045-931-0882 kanisawa@autopride.co.jp


修理・車検はこちら

ローンページはこちら

 
株式会社オートプライド     
■本社■ ■修理工場■ ■板金工場■
横浜市都筑区池辺町3270 横浜市都筑区池辺町3270 横浜市都筑区池辺町3255
TEL : 045-948-4077 TEL : 045-931-0882 TEL : 045-929-2144
FAX : 045-948-4088 FAX : 045-931-0883  
営業時間/9:00〜18:00 営業時間/9:00〜18:00 営業時間/9:00〜18:00
定休日:木曜日 年中無休 定休日:日曜日
E-mail : info@autopride.co.jp